● 直近の動き

遼寧

・2025年6月7〜8日ごろ、日本の最東端・南鳥島に近い排他的経済水域（EEZ）内で、中国海軍の空母「遼寧」と複数の護衛艦が航行。艦載機による発着艦訓練を実施しました。
・特に硫黄島や南鳥島の東側、約725〜1,000km南東の太平洋域に接近し、ミサイル迎撃・航空作戦の準備が行われた可能性があるとみられます 。
・これに対し、日本政府は「監視・警戒体制を強化し、適切なメッセージを中国側に伝えた」と表明しています 。

山東

・2023年4月には、フィリピン海で120回を超える艦載機の発着艦訓練を実施し、日本の宮古島近海（約230km北）に接近。
・2024年7〜8月には再びフィリピン海〜ルソン海峡周辺で240回のジェット戦闘機と140回のヘリコプター発着を記録、日本の海自護衛艦により警戒されました 。
・2025年4月1日〜3日の「ストレートサンダー2025A」演習では、台湾東側で、J‑15艦載機による発着艦訓練が実施され、台湾海峡へも進出しました 。
・また、2025年5月中旬には「山東」打撃群が南シナ海から東シナ海、台湾南部、日本南方海域と幅広く展開していたとの報告もあり、定期的な巡航と訓練が続いています 。


● 中国空母の実力は限定的

確かに中国は空母を2隻、さらに3隻目「福建」の建造も進めており見た目は強力に見えるかもしれません。
しかし、以下のような根本的な課題を抱えています。

1. 空母運用経験の浅さ
アメリカや日本（アメリカと共同訓練）のように、何十年にもわたって空母を運用し戦闘体系を磨き上げた国と比較すると、中国の空母運用歴はわずか十数年。
艦載機パイロットの育成もまだ途上であり、戦時即応力には大きな疑問が残ります。

2. カタパルトなしの限界
「遼寧」も「山東」もスキージャンプ式（STOBAR）を採用しており、発艦重量に制限があるため、艦載機は燃料や兵装を制限せざるを得ません。
実戦での継戦能力や攻撃力は、米軍のカタパルト式空母とは雲泥の差があります。

3. 継戦支援能力の不足
中国は空母打撃群としての運用にはまだ課題が多く、空母の護衛艦艇や補給艦の数、戦術連携の練度は成熟していません。
日本やアメリカとの共同作戦を経験した自衛隊と比較すると、統合的な戦力投射は未完成と言えます。

日本の防衛力は「実戦的で質が高い」
日本は専守防衛を掲げていますが、技術力・練度において極めて高い水準を誇ります。

1. 世界最強クラスのイージス艦
日本の海上自衛隊は、世界でもトップクラスのイージス艦を運用しており、ミサイル防衛能力・対空防衛能力は圧倒的です。
中国空母が日本近海で動いたとしても、イージス艦の高度な探知・迎撃能力の前では容易に行動が制限されます。

2. 最新鋭のF-35戦闘機
日本はF-35Aに加え、F-35B（短距離離陸・垂直着陸型）の導入も進めており、いずも型護衛艦の空母化も実現。
日本の「事実上の空母」は、中国のスキージャンプ式空母よりもはるかに実戦的かつ柔軟に運用できます。

3. 圧倒的な訓練精度
日本の自衛隊は、米軍との長年の共同訓練を通じて、リアルな有事対応能力を磨いてきました。戦術の洗練度、現場の判断力、装備の信頼性において、中国軍とは比較になりません。


● まとめ：中国の示威行動に屈する必要はない

中国が空母を日本近海で動かすことは、地域の緊張を高める行為であり覇権主義の現れです。
しかし実態としてはまだ「見せかけの力」に留まっており、日本の自衛力、そして日米同盟の抑止力を前にして、軽々に実力行使できる状況ではありません。

日本はこれまで通り冷静に、着実に、防衛力を磨き続けることで、中国の無謀な行動に対して強い立場を堅持することが可能です。

尖閣諸島は日本の固有領土
尖閣諸島は日本の固有領土
尖閣諸島は日本の固有領土

くそ国家、くそ民族
ハエみてえに寄ってくんな

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